バレエコラム 親子4人でバレエ発表会までの道のり!~第3幕~
こんにちは。バレエスタッフのあずママです。
このコラムでは、私たちが通っているバレエ教室の発表会に、親子4人(長女、次女、三女、私)で出演するまでを、リアルに書きたいと思います。
前回までは、私と子供たちの発表会の練習の様子を書いていきました。 今回は、本番のおよそ1か月前のことを書いていきます。
私たちのお教室の発表会では毎年、さまざまなコンサートや演劇公演などが開催される、地域のホールの舞台をお借りして行います。
8月半ばの本番まであと1か月という頃、その本番と同じ舞台で、照明合わせというものを行いました。
発表会の舞台をつくるには、音楽を出す音響さん、舞台の照明を担当する照明さん、それら舞台上を指揮する舞台監督さんなど、たくさんのスタッフが関わっています。
照明合わせでは、私たち発表会の出演者は、そのスタッフたちの前で本番と同じように踊ります。
それをもとに、各作品で「どんな演出か」「どんな照明が必要か」「音を出すタイミング」などの細かいところを、先生はスタッフたちと打ち合わせをします。それが、発表会の舞台をつくるうえで欠かせない、照明合わせというものです。
さて、そんな大事な照明合わせ。
スタッフのみなさんにも、「おはようございます!」とご挨拶をします。ちなみにですが、バレエや舞台関係の世界では、朝でも夜でもご挨拶は「おはようございます」です。こうしたマナーも、バレエを習っていると覚えていきます。
そして、各自でストレッチなどをしてから、照明合わせがスタート。
私は、お教室とは違う広さや床の感触を感じながら、踊りました。本番と同じ舞台、踊る順番だったので、より具体的に本番をイメージすることができました。
また、私たち保護者は、子供たちのお教室での発表会の練習は、見学することができなかったので、ここで初めて、子供たちの踊りを客席側から見ることができました。
中学2年生の長女と小学4年生の次女たちの踊りは、練習の成果が出ていて、昨年の発表会のときよりも上手になっていました。
さすが、お姉さんたちですね。お衣装を着たら、さらに華やかになるだろうと本番がさらに楽しみになりました。
おてんば娘の4歳の三女は・・・自分の出番がくるまでは、初めての場所にテンションが上がり、ホールの中を動き回っていました。
肝心な踊りはというと、振り付けがちゃんと覚えていないらしく、同じクラスの子と2人で踊るものは、それぞれに全然違う動きをやっていて、グダグダのまま曲が終わってしまいました。
「あと1か月しかないのに、大丈夫かしら」照明合わせが終わったあと、一緒に踊る子のお母さんと心配になりました。
踊りの様子を見ていた長女と次女も、「あのままじゃ本番、ヤバいよ」と言っていましたが、あまり気にしていない様子の三女。
彼女にとって、舞台といえば、昨年に幼稚園でお遊戯会をしただけです。バレエの発表会は、それとはまた違いますから、何がヤバいのか、よく分かっていないのも無理ありませんね。
そこで、長女と次女と私が、「お友達も観に来るんだよ~上手なところ見せたいよね!」とか「かわいいお衣装着て踊るんだよ!」と発表会のお話をしましたが、「どんなお衣装かな~」それが一番気になる三女なのでした。
とにかく!照明合わせの後日からは、三女は毎日のように家でも曲を流して、練習することにしました。
お教室でも、照明合わせの時のように、発表会の出演者が集まり、本番と同じように踊る練習が行われました。夏休み中でしたので、通常のレッスンの日以外にも、ほとんど一日中練習することもたくさんありました。
お教室での練習の回数も増え、家での特訓の成果も出てきたのでしょうか。本番まであと2週間というころ、三女は「お友達にも観に来てもらうんだ~」と張り切って、ようやく一通り踊れるようになってきました。
そして三女が踊れるようになってきたころ、いよいよ、みんなが待ちに待ったお衣装が手元に!
次回は、本番までのラストスパート。お衣装が手元に届いたときや、本番当日までの準備を書いていきます。お楽しみに!